STEP1 食品添加物の種類 | STEP2 食品添加物の安全性 | STEP3 食品添加物の影響・栄養素の欠乏|
STEP4 食品添加物の表示 | STEP5 減らすためにできること |
原材料名の表示の仕組みと無添加食品の見分け方
右の原材料のラベル表示を見る限りでは、食品添加物は何種類入っているでしょうか?調味料、グリシン、pH調整剤、増粘多糖類、大豆多糖類の5種類だけのような気がしますが、実は違います。食品添加物を原材料に表示するときにはいろいろな決まりがあります。
一括表示
いくつかの食品添加物が同じ使用目的で添加されている場合、「○○○類」などという一言で一括表示がされます。たとえば原材料表示には「pH調整剤」とだけ書かれていても、実際は酢酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウムなど3〜4種類の食品添加物を摂っていることになります。
キャリーオーバー
「保存料」の入った醤油を使って、レトルト食品を作った場合、そのレトルト食品の原材料名には「醤油」は書かれますが、「保存料」は書かれないという仕組みです。表示されていない裏側にも、様々な食品添加物が使われています。
飴やビスケットに「着色料無添加」、漬物に「保存料無添加」という表示をしたものをよく見かけるようになりました。この「○○無添加」というのは、摂取する食品添加物を減らすという意味では一種の目安になっているのかもしれません。しかし、着色料は無添加でも、甘味料や香料が、保存料は使っていなくても、酸化防止剤や調味料はそのまま使われています。「○○無添加」の表示に過敏にならず、原材料をしっかり見ましょう。