経皮毒とは?経皮毒とは、皮膚を通過して体内に入る毒のことをいいます。その毒とは普段から生活に使われる洗剤や日用品などに含まれる有害な化学物質です。またそれらは脳や体に多大な影響を与えます。
主な体内への侵入方法
- 口(食事)から吸収・化学添加物を含む食品、野菜に残留する農薬・カップラーメン・弁当の容器(スチレン樹脂)・給食などに使われる容器(ポリカーボネート製の食器)
- 呼吸によって吸収・大気汚染・公害(プラスチックなどを焼却するときに発生するダイオキシンなど)・農薬が散布される畑の周辺など(ゴルフ場も)
- 頭皮や皮膚から吸収(※重要)・合成洗剤、化粧品、シャンプーに含まれる合成界面活性剤・ユニットバス(ポリスチレン樹脂・ABS樹脂製のもの)・日用品に使われる防腐剤、酸化防止剤、溶解剤(乳化剤・保湿剤など)(※口から吸収されたものは90%が排毒されますが、皮膚から吸収されたものは10%しか排毒されないと言われています。)
経皮毒による症状など
- 中毒症状:化学物質が有毒であると、その毒性に反応し、体の到る所で中毒症状を引きおこします。(有機水銀が原因の水俣病など)
- アレルギー症状:体内の抗体物質が毒性に対し過剰に反応することで起こります。(アトピー・アレルギーなど)
- 発がん性物質:がんを引き起こす原因となる物質で、多くの化学物質に含まれます。
- 環境ホルモン(内分泌撹乱ホルモン):外部から侵入して、内部の正常なホルモン(内分泌ホルモン)を混乱させ、様々な障害を引き起こすホルモン。(不妊症など)
- 脳の病気:認知症、自閉症、学習障害、適応障害などの原因の一つ。(キレやすい子ども、学級崩壊、ひきこもりなどの原因とも言われています。)
生活の見直し点
- 有機栽培野菜(無農薬野菜)、化学添加物を使用していない無添加食品を選ぶ。
- プラスチックなどの化学物質をなるべく生活の中から排除する。特に子どもの食器やおもちゃなど子どもが口につける可能性のあるものは注意
- 合成界面活性剤を含む日用品(合成洗剤、シャンプー、歯磨き粉、化粧品など)を使用しない(合成界面活性剤を使用していないものを選ぶ)