界面活性剤とは?
界面活性剤とは水分と油分など本来混ざらないものを混ぜ合わせ、それを分離させないために必要なものです。
一般的に界面活性剤の「脂肪酸ナトリウム」または「脂肪酸カリウム」が「(純)石けん」と呼ばれるものになります、そしてそれ以外のものを合成界面活性剤(合成洗剤)と呼びます。
体に害があることでよく知られているのは後者の合成界面活性剤のことですが、合成界面活性剤の中にも何千種類と分類されますので、その中のすべてが悪いというわけではありません。また天然の界面活性剤も存在します。しかし、一般的に売られている洗剤やシャンプーなどの大半が有害な合成界面活性剤が主成分になっているというのも事実です。
※植物性や天然性を謳っているシャンプーの原料を見てみると天然原料を1,2種類使用し、9割近くが有害な合成界面活性剤という商品も実際に存在します。
合成界面活性剤が使われている身の回りのものをチェック!
洗剤だけは、純石けんのものを使っていると安心していませんか?
身の回りには驚くほど様々なものに合成界面活性剤が使われています。
例:合成洗剤(キッチン・バス・トイレ用など)、シャンプー・コンディショナー、石けん(純石けんではないもの)、歯磨き粉、化粧品など
(※食品に含まれる乳化剤なども合成界面活性剤です。)
合成界面活性剤のここに注意
合成界面活性剤は浸透しやすい性質を持っています。(※詳しくは
ケイ皮毒へ)
つまり、、、
合成洗剤で洗った食器から口に入る。
合成洗剤で食器を洗う時に手から浸透する。(手荒れの原因にも)
合成洗剤で洗った衣服から体に浸透する。
合成洗剤で洗ったお風呂から体に浸透する。
シャンプー・コンディショナーは頭皮から浸透します。
歯磨きや口紅は言うまでもなく口の中に浸透します。
(ちなみに脂肪酸ナトリウムなどの石けんは濃度がどんなに高くても浸透しません。)
環境
合成界面活性剤の大半は河川や海に流れても分解せず(または分解にとても時間がかかる)環境汚染の影響は多大です。河川や海だけではなく、そこに生息する生物や植物などにも害を与えることもあります。
石けんも河川に流れますが、純石けんの場合は分解されやすく、微生物のえさにもなるので影響は少ないと言われています。(石けんを使わずに体を洗う環境にやさしい人も増えています。)
毒性
主に手荒れや、かぶれの原因となったり、体に浸透することで毒を処理する肝臓に負担を与え、肝臓障害を起こすこともあります。また他の化学物質と相乗作用で毒性を増し、発がん性も心配されています。
特に避けたい合成界面活性剤
必ず商品を買う時に成分をチェックするようにしましょう!
合成界面活性剤の中でも特に避けたいのが「硫酸~」系「スルホン酸」系
でこの2つは特に毒性が強いものとされています。
例:ラウリル硫酸Na、スルホン酸Na、ラウレス硫酸Naなど