海外にも有機(オーガニック)認証ってあるの?
有機栽培農産物や有機加工品であることを証明する有機認証機関は日本の「有機JAS認証機関」だけではありません。
海外にもそれぞれの国に有機認証機関があり、中には日本の「有機JAS認証」より厳しい水準のものもあります。
日本の有機認証機関と同等の水準とされている国
フランス、イタリア、ドイツ、英国、スイスをはじめEU15か国、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチンなど全20か国
上記の国で有機(オーガニック)の認定がされたものは、基本的に日本でも「有機JAS認定品」として販売することができます。
もちろん
ポストハーヴェスト(船など輸送中に使われる農薬)も使用されません。
また上記以外の国(中国やメキシコ、ブラジルなど)のオーガニック商品を「有機JAS認定品」として販売するには、日本から「有機JAS認証機関」の人間を派遣し、「有機JAS」の規則の上で最初から審査し、認証を取得しなければなりません。
海外の代表的な有機認証機関
・エコセール(ECOCERT) フランスに本拠地を置き、世界の20か国以上に認定機関を持つ「世界最大の国際有機認証機関」。5年以上化学農薬、化学肥料を使用していない、圃場で栽培されたものだけが認められ、年に1回土壌検査・残留農薬検査など厳しい審査・検査が行われます。もちろん遺伝子組換作物も禁止されています。「有機JASマーク」同様、認証を取得した商品には「エコセールマーク」が付けられます。
・USDA(オーガニック認定全米統一基準をもつ機関)もともとアメリカ内にいくつかあった有機認証団体の審査の基準を統一するためにアメリカ農務省(USDA)によって設立されました。3年以上化学農薬・化学肥料を使用していない圃場で栽培されたものが認められます。また日本の有機JAS認証同様、有機加工品の場合は水・塩などの有機認定のないものをのぞいた原料の95%以上が有機認定原料であることが条件となります。もちろん遺伝子組換作物も認められません(有機JASも同様)。 USDAの認証を取得した商品には「USDAマーク」が付けられます。
その他の有機認証機関または組織
OCIA(アメリカに本部をもつ、国際的認証機関)
QAI(アメリカのオーガニック認証機関)
FVO(アメリカ)
CCOF(アメリカ)
SKAL(オランダ)
CERES(ドイツ)
などなど
海外の有機認証を受けた商品、または有機JAS認証を受けた輸入商品はコチラ
※ナチュラル・ココでは基本的に国内産を優先しますが、ドライフルーツや木の実(アーモンドなど)などの国内では栽培されていないもの、または栽培が難しいものを中心に外国産の有機農産物を取り扱っております。