1 バイオダイナミックな生活 | 2 シュタイナーとは |
3 シュタイナー教育とは | 4 食事について |
5 人智医学療とは| 6 バイオダイナミック農法とは | 7 種まきカレンダーとは | 8 調合剤とは |
9 バイオダイナミック農法のその後 |
10 バイオダイナミックを実践しているところ |
Rudolf Steiner 1861年2月27日〜1925年3月30日(64歳没)オーストリア生まれの哲学者、ゲーテ研究家であり、彼独自の世界観、人間観を元にした思想とその実践を人智学としました。
現在、世界中に900を越えるシュタイナー学校があると言われています。また、シュタイナーの理念は、教育以外に農業、医療、経済、芸術、文学、自然科学など、人間に関わるすべての分野に及び、その講演記録は300冊以上のシュタイナー全集(ドイツ語)になっています。
人間が本来もっている能力を成熟させ、自分自身で物事を正しくとらえ、考え、感じ、行える人間を育てる自由に向けての教育です。
幼児期の子どもは、自分の周りはすべて美しいもののみがあると感じており、愛と真と善に包まれた周囲を模倣する事によって、育って(学んで)いきます。
また身体も一番育つ時です。身体という生命あるものを育てるには、生命あるものを日々の生活の中で与えることが必要です。
シュタイナー幼稚園の子どもたちは、昔ながらの生活の中にあったような、自然からの恵みで作る食事が営まれ、手仕事によって作られた道具が丁寧に器用に使われ、美しく片付けられる、そんな生活を送り、その美しい日々の中で子どもたちは安心して育ちます。
7歳以降は、感情が育つ時期であり、自我が育つための準備の時です。
シュタイナー学校の子どもたちは、世界は真、善、美で成り立っているというポジティブな感情を育て、世界に向けて創造的に生きる力を養うよう、芸術的に世界を見つける学びをします。
14歳以降は、思考の育つ時期であり、世界を理論的にとらえ、自らの内的意志によって生きる事ができるよう、世界を多角的にみる学びをします。
学問的な学びと共に芸術の学びによって人生を豊かな多面的なものにし、心理的=美学的な法則の存在を理解できるように、それによって世界で起こっている事を理解し、受け入れ、十分に根拠のある判断を下す能力を育てます。