100% ! 国内産の驚異的な飼料です ! !「外国産でなく安全な国産飼料にこだわりたくても、それだけの飼料が日本の飼料会社では手に入れることができないのです。で、必要に迫られて未利用資源に目を付けてその資源を活用することに行きついたんです。そこまでこだわっている人も中々いないし、誰もやっていないことだから、他の養鶏家さんから見たら怪しいことですよね。」
↑草薙 司さん
札幌出身 農業にあこがれ、十勝の清水で農業をはじめる。今は帯広市八千代に農場をもち地域の活動にも精力的に活躍している。 100% ! 国内産の驚異的な飼料です ! ! 「外国産でなく安全な国産飼料にこだわりたくても、それだけの飼料が日本の飼料会社では手に入れることができないのです。で、必要に迫られて未利用資源に目を付けてその資源を活用することに行きついたんです。そこまでこだわっている人も中々いないし、誰もやっていないことだから、他の養鶏家さんから見たら怪しいことですよね。」確かに、取材チームが、草薙さんに誘われて行った作業小屋には沢山の怪しげな!?袋、バケツ、機械などが、山積みされ、そちらこちらにありました。
ある一塊のバケツの1つに草薙さんは手を入れ、無言でかき回し始めました。ほら、と私たちに見ることを促すように・・
「これが、エサなんです。見てください。いい香りがするでしょう?」
「これは屑豆、これは防腐剤の入っていない魚カス、これはカキ殻、これは長いもを発酵させたもの、これはカボチャを発酵させたもの。ほとんど北海道産、それ以外も国産ものです。
長いもを発酵させて飼料を作っているのは、多分僕が日本初たど思いますよ。カボチャの発酵も他にないんじゃないかな?」
「これは何だと思います? においを嗅いでみてください。漬け物みたいな香りがするでしょ。ケールなんです。青汁の会社から収穫時期にもらってきて、このまま空気に触れないようにして置いてあるんです。発酵しているから腐らないですよ。へんな香りしないでしょ。いい香りでしょ。
鶏は喜んで食べますね。鶏は美味しいというより、自分の身体に何が必要なのかを知っていて、必要なものを喜んで食べます。だから緑のものは、鶏にとって大切なんですね。」
原材料の9割が十勝産のもので、残りの1割が日本産のものという徹底的に国産飼料にこだわっていらっしゃる、そのこだわりは、今の2000羽以上の養鶏業界では、かなり稀な驚異的なことで、今は他の養鶏業者の方達にもこのエサを分けているほどだそうです。
ですから、くさなぎ農園の鶏達はみんな丸々太って、毛並みも美しく、気品があって立派です。
幸せなエサを十分食べ、自然の風にあたりながら運動できる鶏舎にいられる鶏達の卵は本当に美味しいです! お試しください!
(左)バケツの中のエサを確認する草薙さん
(中央左)目つきも生き生きとし、胸つきもしっかりした雌鳥
(中央右)闘争心たっぷりの凛々しい雄鳥
(右上)北海道産屑豆のつぶつぶ。このままお米に入れれば五穀米になるかも!?
(右下) 生まれたての卵たち。つやつやです。