1 バイオダイナミックな生活 | 2 シュタイナーとは |
3 シュタイナー教育とは | 4 食事について |
5 人智医学療とは| 6 バイオダイナミック農法とは | 7 種まきカレンダーとは | 8 調合剤とは |
9 バイオダイナミック農法のその後 |
10 バイオダイナミックを実践しているところ |
古代からの叡智によって、12星座にはたらく力に4つの要素(水、熱、土、光)があるとされ、実際の惑星、特に月が、どの星座の前に位置しているかによって、その元素の働きを知ります。そしてその要素によって、その日にどんな作業が適しているかが分かるようになっています。
12の星座は、それぞれ以下のように分けられます。それぞれの要素は植物の4つの部分(根、葉、実、花)にも司っている事が、長年の研究の結果(主にマリアトウーンの研究による)から分かっており、種まきカレンダーはその考えのもとに作られていて、何がその日の作業に適切かを見ることができます。また更に、4要素は、惑星にも対応しているので、それも入れた一覧表をご覧下さい。
それ以外にも月の軌道が下がるときは、大地の中へエネルギーが向かうので、土の中に根をはる種まきや定植に適しています。反対に月の軌道が上がる時期は、植物が上へとのび、エネルギーが上部に登っていく時期なので、接ぎ木を切るのによく、花の香りもよく、また果実などを収穫するとその持ちがよいと言われています。定植適期とカレンダーに示してあります。
左は、ぽっこわぱ耕文舎発行の2008年版種まきカレンダーの9月のページです。一番下に果菜、花菜、葉菜、根菜、休耕があり、それぞれのマークがそれぞれの野菜の作業に適している時間をその上の表に現しています。その少し上にある横並びの数字は、時間を現しています。
一番左側の数字は日にちで、その横に曜日を示してあります。右側の方にある空欄の次にあるさまざまなマークは星座のシンボルで、19日金曜日は、牡羊座、20、21日は、牡牛座、22、23日は、双子座、24、25日は蟹座、26、27日は獅子座、28、29、30日は乙女座の前に月が来ています、ということを示しています。ですから、牡羊座は土の要素で根の作業に適した日、牡牛座は光の要素で花の作業に適した日・・・というように見ていきます。
更に、星座のシンボルの右側に陰がありますが、これは月の軌道が22日から始まり、その期間は、種まき、定植に適した日ですよ。という意味です。
-
「一番下に果菜、花菜、葉菜、根菜、
休耕があり、それぞれのマーク」
-
「作業に適している時間を
その上の表に現しています。」
- 「その少し上にある横並びの
数字は、時間を現しています。」
- 「一番左側の数字は日にちで、
その横に曜日を示してあります。」
- 「右側の方にある空欄の次にある
さまざまなマークは星座のシンボル」
- 「その期間は、種まき、定植に適した日」
それ以外にも月の軌道が下がるときは、大地の中へいくエネルギーが大きいので、土の中に根をはる種まきや定植に適していると考え、定植適期とカレンダーに示してあります。反対に月の軌道が上がる時期は、植物が上へとのび、エネルギーが上部に登っていく時期なので、接ぎ木を切るのによく、花の香りもよく、また果実などを収穫するとその持ちがよいと言われています。
また、その年の主な気象予想なども天体の動きに関連して解説されています。日本で発行されているカレンダーは、それ以外に毎年異なったバイオダイナミック農業の理解を深めるための特集、日本のバイオダイナミック農場からの便りなどもあり、読み物としても楽しめます。まだまだ、細かい情報はカレンダーに載っていますので、もっと詳細がお知りになりたい方は、どうぞカレンダーをお読みください。また、もっと天体のことを学ばれたい方は、バイオダイナミック農業ガイド、マリアトウーンの天体エネルギー栽培法なども分かりやすいと思います。
世界では、まだまだ色々な側面の研究がされ続けており、その研究をもとに各種様々な解釈の種まきカレンダーが世界の各地で出版されています。皆さんも、ご興味があればそれぞれで観察なさって、情報をお寄せください。各地の実践、記録の積み重ねを持ち寄り、ますます大地にとってよいものができますように!私たちが忘れてしまっている星からのメッセージを思い起こすのに、種まきカレンダーをお使いになりませんか?
(左後)アメリカ、キンバートンキャンプヒル発行の種まきカレンダー、(真ん中後ろ)オーストラリア、ブライアン発行の種まきカレンダー、(右後)ドイツ、マリアトウーンの種まきカレンダー、(手前)ぽっこれぱ耕文社発行日本の種まきカレンダー ※(1982年~)日本一バイオダイナミック農業暦が長い!バイオダイナミック農場でカレンダーも毎年発行しています。