毎日、ここに通って来ているよ。雪が降ったときは、雪の中泳ぎながらくるんだ・・・
ハウスがつぶれたら困るしな。休みなしだ・・・農業なんて大変さ。辞めればよかった。農薬かけちゃいけないって言われたから、かけれなかっただけさ・・・・と憎まれ口?を言いつつ、かなりしっかりと有機農業をしていらっしゃることは、みえみえの大塚さん。
その心にもないぼやきとも聞こえる口調に思わず、聞いている私たち取材チームも笑わされてしまいました。
『なんも見るところないよ』と、つれない大塚さんをなんとかお願いして、今育っているハウスの野菜苗や畑の様子などを見せていただました。
<上>新潟出身。北海道に憧れ、北海道で農業を始めて30年現在74歳という大塚孝一さん。とても見えません!
<下>大塚さんのご長男、博幸さん。お父さん、お母さんと共に働く。 毎日、ここに通って来ているよ。雪が降ったときは、雪の中泳ぎながらくるんだ・・・
ハウスがつぶれたら困るしな。休みなしだ・・・ 農業なんて大変さ。辞めればよかった。農薬かけちゃいけないって言われたから、かけれなかっただけさ・・・・と憎まれ口?を言いつつ、かなりしっかりと有機農業をしていらっしゃることは、みえみえの大塚さん。
その心にもない”ぼやき”とも聞こえる口調に思わず、私たち取材チームも笑わされてしまいました。
「なんも見るところないよ」と、つれない大塚さんをなんとかお願いして、今育っているハウスの野菜苗や畑の様子などを見せていただました。
なんと、なんと、口でおっしゃっていることとは裏腹に、野菜の苗の美しい事!!!
トマトは茎がしっかりと太く、繊毛も密につき、その小さな葉っぱの開き方は、力のみなぎった静かなハウスの中で、心地よい水分と湿気、そしてひんやりした清々しい空気を一杯吸い込んで、のびのびと育っている事を喜んでいるよう!
レタスは、眠りから目覚めた葉を、小さいなりに思いっきり広げ、今から上に向かってどんどんとのびていこうとする意志そのもの!
そのエネルギーの強さ、美しさに圧倒され、思わす「すごい!すごい」と感激の声を上げた取材チームの私たちに、大塚さんは、「そうかあ?」とご謙遜!
いやいや、”能ある鷹”は爪を隠すということでしょうか!?
そして私たちに見学させていただいた後、「やることは色々あるんだ・・・」とつぶやきながら、修理途中のトラクターを見に行く大塚さん
「ふむ・・・」と、うなりながらトラクターのあちこちに目を向け、
何十年も使いこんだであろうトラクターを真剣な眼差しで、落ち着いて直す大塚さん。
大塚さんの口とは裏腹の実直さは、野菜を見れば、一目瞭然。
苦労をしながらも、何十年もずっと安全で美味しい野菜作りを守ってきた大塚さんの人柄に、ただただすごさを感じました!!!
皆さんもどうぞ大塚さんの無口な野菜を味わって、大塚農園の静かで穏やかで、なおかつ力強い生命力を感じてください。
(左)丁寧に長期愛用のトラクターを修理する大塚さん